
・極小ロット案件への問い合わせが増加し、
効率的に加工できる体制が求められていた
・カッティングプロッターでは100枚以上の加工対応が難しかった
・試作から量産までシームレスにつながる生産環境が必要だった

・100枚以上の小ロット量産に対応可能な体制を構築
・抜型製作との連携により迅速な提案・生産が可能になり効率が向上
・パッケージメーカーの小ロット案件への対応力が向上
・試作・商品開発・加工検証の活用範囲が拡大
・サイドポンチを応用したなど独自の加工手法を実現
AeroDieCutによる打抜き加工において、欠かせない存在が「抜型」です。
その抜型の製造・販売を始められて50年以上の実績があり、同時にAeroDieCutのユーザーでもあるモリサキ様に、AeroDieCutの魅力、導入のきっかけについてお話をお伺いしました。
企業紹介
株式会社モリサキ様は、抜型製作を専門とする会社です。紙器や段ボールだけでなく、工業用抜型や真空成形用など、多種多様な抜型の製作に対応。1個からの試作や小ロット案件、完全オリジナルの抜型まで、お客様のニーズに応じた柔軟な対応を強みとしています。
また、長年の経験で培ったノウハウを活かしたソリューション提案にも力を入れており、パッケージ設計や構造デザインに関する相談にも対応。レーザーカット機やウォータージェットカット機などの最新の設備を活用し、高品質な製品を提供しています。
さらに、抜型製作だけでなく、サインボードや店舗什器の製作・販売、刃物や資材の販売も行い、ワンストップでお客様のものづくりを支えています。

導入の経緯|小ロット生産の課題を解決する新たな選択肢
モリサキ様がAeroDieCutを知ったきっかけは、九州印刷情報産業展でした。
「以前から極小ロット案件に関する問い合わせが数多く寄せられていました。しかし、従来の生産方法では対応が難しく、小ロット生産を効率的に行うための新たな方法を模索していました。」
そんな中で出会ったのがAeroDieCutです。
「極小ロットの抜き加工に対応できる」というコンセプトに加え、ムラの発生を抑える加工方式や、誰でも扱いやすいシンプルなオペレーションに魅力を感じたといいます。
さらに、オペレーションが簡便であるため、オフィスにオンデマンドプリンターを設置するように、気軽に抜き加工を行うことができるというコンセプトも魅力的です。
「この機械の導入により、抜型の注文が増加し、新たなビジネスチャンスが生まれると期待しています。」
と代表の森﨑氏は語ります。

活用シーン|試作から小ロット量産まで幅広く活用
現在、AeroDieCutはさまざまな用途で活用されています。
主な加工対象は1,000枚以下の小ロット案件です。一般的なパッケージメーカーでは対応が難しい数量帯の案件を中心に、パッケージや紙製品の加工を行っています。
また、社内用ノベルティの製作や営業用の加工サンプル、展示会用の見本づくりにも活用されています。
さらに、抜型作製前のテスト抜きにも使用しており、ミシンピッチや罫線、逆罫、クリーステープ幅、ジッパー形状などを事前に確認することで、製品開発や試作工程の効率化にも貢献しています。
また、モリサキ様は、AeroDieCutの特徴を活かした独自の活用方法も生み出しています。
その一つが、タグの穴あけ加工における「サイドポンチ」の活用です。
サイドポンチ自体は以前から存在する手法ですが、AeroDieCutは多面制御機能を備えていることに加え、抜型の裏面がオープンになる構造となっています。
この構造がサイドポンチと高い親和性を持つことに着目しました。実際に、5mm穴付きタグ10,000枚の案件で「穴カス混入不可」という条件に対応する必要があった際、この方法を試したところ高い効果を発揮しました。
既存の手法とAeroDieCutの特徴を組み合わせることで、新たな加工価値を生み出した好例といえます。

モリサキ様のアイデアから生まれた活用事例をご紹介します▼
導入の効果|自動化がもたらした効率的な生産環境
従来、カッティングプロッターによる加工では100枚を超える案件への対応が難しいという課題がありました。
しかし、AeroDieCutの導入により、100枚以上の数量にも対応できる生産体制を構築。抜型製作を本業とするモリサキ様だからこそ実現できる迅速な刃型製作との組み合わせで、小ロットであってもスピーディーな対応を可能にしています。
これにより、パッケージメーカーのお客様に対しても新たな選択肢を提供できるようになりました。
「小ロットだから諦める」のではなく、「小ロットだからこそ対応できる」という新たな付加価値の創出につながっています。

今後の展望|小ロット・多品種時代の新たな価値創造へ
モリサキ様は、今後のパッケージ・印刷業界について、技術革新やデジタル化、環境配慮への取り組みがさらなる成長を支える重要な要素になると考えています。一方で、人材不足やスキル継承、グローバル競争の激化など、多くの課題にも直面しているといいます。
そうした中で、特に重要になるのが小ロット・多品種化への対応です。従来は採算面から敬遠されることも多かった小ロット案件ですが、お客様のニーズが多様化する現在では、むしろ新たな付加価値を生み出す分野として注目しています。
「小ロットは採算が合わない」という声が多い中、多様なニーズに応えられる体制を構築すること。それによってお客様の課題解決に貢献し、新たな需要を創出していくことが、これからのものづくり企業に求められる役割だと考えています。
モリサキ様は、今後も新しい技術の活用と柔軟な発想を通じて、パッケージ・印刷業界の発展に貢献していきます。
抜型製作や試作、小ロット加工でお困りごとはありませんか?
AeroDieCutの活用方法や加工の可能性についてのご相談も承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
弊社とモリサキ様が、それぞれの強みを活かしながら、お客様のものづくりをサポートいたします。
企業プロフィール
株式会社モリサキ
| 業種 | 製造業 |
| 事業内容 | 各種抜型製造 各種カッティングサービス パッケージ企画・デザイン 打抜関連資材販売 |
| 従業員 | 40名 |
| 本社所在地 | 〒830-0048 福岡県久留米市梅満町1597-5 |
| URL | https://morisaki-dm.co.jp |
YouTubeにて本記事に関するインタビュー動画を公開中です。ぜひご覧ください。