大分市関崎海星館は大分市の東にある佐賀関半島の高台に、天体観察ができる社会教育施設として平成7年に開館。今回、名称を「ＪＸ金属 関崎みらい海星館」に変更し、天体望遠鏡と展示機能の他にプラネタリウムを新たに加え、令和5年にリニューアルオープンしました。
展示は「新たな発見へと導く」というコンセプトを基に、「天体ゾーン」「海洋ゾーン」「恵みゾーン」の3つのゾーンとワークショップエリアで構成しています。
天体ゾーンでは主に太陽系の惑星について、海洋ゾーンでは豊予海峡の特徴や特産品である関あじ関さばなどについて展示解説しており、恵みゾーンでは施設周辺の四季による自然や生き物の特徴や観光案内などを示しています。
九州支店 設計デザイン課
ディレクション担当者
私が初めて海星館にお伺いした時に、絶景のロケーションに感動したのを覚えています。それから約5年。基本設計、展示実施設計、展示工事と経て、令和5年7月21日に「ＪＸ金属 関崎みらい海星館」と名称を変え、無事リニューアルオープンを迎える事ができました。
大分市役所の皆様、情熱ある海星館スタッフの皆様とは長い時間一緒に展示をつくりあげてきましたので、私としては終わりを迎える寂しい気持ちもありますが、これから始まる新たな海星館の歴史に関われた事を思うと大変嬉しく思います。
大分県のたくさんの子どもたちが、宇宙や海、自然や佐賀関に興味をもってくれる「きっかけ」になってくれればと願っています。